サラダのサブスク「サラスク」

2020/09/27 13:28

サラド旅は、世界のサラダ屋さんを旅するように紹介する企画。

たくさんのサラダ屋さんとの出会いを通して、みんながもっと大好きになれるサラドを作っていけると嬉しいな、というスタッフの小さな期待から生まれました。

世界には素敵な街、人、カルチャー、そして ”サラダ屋さん” であふれています。
それぞれのプロダクトはもちろん、食事における健康なライフスタイルへの思いや、サスティナブルな取り組みについてまで、サラドが吸収して学んだことを発信していきます。

しばらくは大好きな海外旅行もおあずけ…と、がっくりしていたあなた!
サラドと一緒に、Imaginary Tripに出掛けませんか?

#01台湾 Taipei
前編では、台湾のオーガニックカフェ “Plants” のコンセプトや、
植物ベースの食材を使ったメニューを紹介しました。

ちなみに ”植物ベース” は、英語で ”plant-based” 。
アメリカのT. Colin Campbell博士によって、“plant-based diet = 植物ベースの食生活” が提案されたのは、1980年代のこと。

世界にはこういったライフスタイルを選択する人々が40年ほど前からいたと考えると、
日本にも、もう少し “食の選択肢の多様化” が進むと嬉しいですよね。

さて後編では台湾の街で、そんな “食の選択肢の多様化” の先駆けとなった、
Plantsの素敵なオーナーをご紹介します。


↑Plantsの2人のオーナー、LilyとSquare photo by 張晉瑞

設立者の1人であるLilyさんは、台湾で初めての100%植物由来のレストラン、
 ”Plants” をオープンした当時について、こう語ってくれました。

ー 台北は私と、私のパートナーであるSquareのホームタウン。
当時から台北には、美味しくて種類豊富な食事があったけれど、 “菜食” がコンセプトのレストランは、この街にとってまったく新しいものだったんです。
生まれ育ったこの場所で、地元の農家さんが育てた季節の果物や野菜を使ったお料理をお客様に食べていただく。
それってとても素敵だと思ったし、本当にわくわくしましたね。

そしてこれから ”食” を創っていく私たちにとって、大きなテーマとなる 
“サスティナブル=持続可能であること” 
彼女はそのことについても、たくさんのヒントを示してくれました。

ー私たちは、ヘルシーな身体と心、環境、そしてすべての生き物の健康のために、植物ベースのライフスタイルを提案しています。
ですが食生活でない部分にも、私たちにできることはたくさんあります。例えば、使い捨ての物をなるべく使わないこと。私自身、再利用できる袋やコップ、食器などを日頃から持ち歩いています。そして過剰な消費を避けること。
お店としても、持続可能なガイドラインに従って生産している農家さんや企業を、サポートしています。

ちなみにLilyさんは先日、料理本を出版したとのこと。


↑この夏発売されたばかりの、”全植物料理哲學” PLANTS COOKBOOK

彼女のInstagramアカウント(@thisisaconsciousmind)には、
#有意識生活 というハッシュタグとともに、地球にも身体にもやさしい選択の数々が、ポストされています。

是非チェックしてみてくださいね!

旅行記#01
ファーストトリップということで探り探りのスタート。
そんな中、素敵なお店との出会いに恵まれて、とても楽しいImaginary Tripでした!調査やインタビューをする度に感じたのは、”消費者の倫理的な選択” がいかに大切かということ。そして、環境先進国=ヨーロッパのイメージが強かった私にとって、同じアジアである台湾で、こういったお店に出会えたことはとても刺激になりました。

サラドは現在、Plantsのような完全菜食のお店ではありません。
ですがフェイクミートの使用や、地産地消への積極的な参加、そして植物性たんぱく質を使ったメニュー開発など、みなさんが “持続可能な消費” を気軽に始めるお手伝いができると良いなと思っています。
今後のサラドにご期待ください!

最後に、今回取材に協力してくださったPlantsのみなさん、Lilyさん、本当にありがとうございました。台湾へ行ったら、是非伺ってテンペ・ビビンバをいただきたいです…!

〈Plants基本情報〉
アドレス:106 台北市大安區復興南路一段253巷10號1樓
営業時間:火 - 木 11:30 - 21:30
     金 - 日 10:00 - 21:30
定休日 :月曜日
Instagram:@plantseatery